|
【教えて!不動産講座】 |
不動産の売却予想額を知りたい!
不動産を売却しようか?相続しようか?を考えたら、まず、いくらぐらいで売却でき
るか?を知りたいと思います。
その際の方法は3つあります。
1.不動産仲介業者に無料査定を頼む
2.不動産鑑定士に有料鑑定を頼む
3.自分で調べて自分で査定する
1.不動産仲介業者に無料査定を頼む
1の‘不動産仲介業者に無料査定を頼む‘ですが、インターネットで検索しても無
料査定という言葉がよくでてきますように、不動産仲介業者は不動産仲介を成立
させて報酬をいただくというスタイルですので、無料査定するのは通常業務とする
不動産仲介業者さんは多いです。
街の不動産仲介業者さんで、無料査定の看板が出ていなくても、依頼すると喜ん
で無料査定をしていただけると思います。
ただし、予め心得ておかけなければいけないのは、不動産業者さんも商売してい
るわけですから、無料査定後は「売却するなら、うちで売却させてください」といって
くる可能性はあります。それは覚悟しておいてください。
2.不動産鑑定士に有料鑑定を頼む
2の’不動産鑑定士に有料鑑定を頼む‘ですが、国家資格である不動産鑑定士は
土地や建物の価値を測定して市場価格を評価する専門家です。ですから、不動
産鑑定士という資格だけでは不動産仲介業はできませんので、不動産査定後に
「売却させてください」と言ってくることはありません。この点は安心ですね。
ただし、不動産価格を鑑定評価すること自体が仕事ですので、不動産査定は有料
となります。売却するかどうかわからない状況で、お金をを払ってまで価格を知る
ことに抵抗がある方にはあまりお勧めしません。
物件等によって違いますが、費用は10万円以上はかかると考えてください。
3.自分で調べて自分で査定する
3の’自分で調べて自分で査定する‘ですが、この方法はお金がかからなくて一番
手軽にできます。しかし、何をやったらいいかわからない方もいらっしゃると思いま
すので、簡単に査定できる方法を伝授します。
代表的な不動産指標として、年1回発表される公示価格がありますが、これは評
価地点数が限られ、評価対象地の価格そのものの価格ではありませんので一般
の方には使いにくいと思います。
それよりも、評価対象地そのものの価格である固定資産税評価額を利用します。
毎年4月頃に市町村役場の税務課から送付される固定資産税の通知書をご用意
ください。
その書類に、土地の固定資産税評価額○○○○○○○○円と記載されていると
思います。
その金額を0.7で割ってください。その価格が大体の土地の相場です。
たとえば、固定資産税評価額21,000,000円と記載されている場合
21,000,000円÷0.7=30,000,000円
この土地の相場は大体30,000,000円ぐらいか?と判断できます。
ここで注意していただきたいのは、あくまで目安ですのでこの価格が絶対というわ
けではありません。
建物も同じように固定資産税評価額で判断するのですが、建物は0.7で割らずに
固定資産税評価額そのものを相場として下さい。
ここでの注意点は、建物の固定資産税評価額は実際の時価と比較してブレ幅が
大きいケースが多いということです。
ですから、建物については本当に大体の目安ぐらいに考えてください。
あとは、算定した土地と建物の価格を足してやれば不動産価格は出ます。
単に相場だけを知りたいとか、売却前の下準備で大体の目途を付けておきたい
程度でしたら、この価格で十分でしょう。
など
※【教えて!不動産講座】はどんどん講座を追加していきます。
《ご相談・お問い合せ》
090-9121-9102(相談)
052-734-6387